--- texk/xdvik/READMEs/README.ptex.orig 2015-07-19 18:49:41 UTC +++ texk/xdvik/READMEs/README.ptex @@ -0,0 +1,80 @@ + + << xdvi-17+ptex patch について >> + + 1995/11/09 + 竹中 浩 + lh36112@hongo.ecc.u-tokyo.ac.jp + KHB11235@niftyserve.or.jp + +○xdvi-17+ptex patch とは + xdvi-17 + miyu-patch for xdvi PL17 を ASCII pTeX の縦組み拡張 DVI に + 対応させるパッチです。このパッチを当てることで xdvi での縦組み表示が + 可能になります。 + +○動作を確認した環境 + linux 1.3.24 + Slackware 2.2 + JE-0.9.6 + +○インストールについて + + まず, xdvi PL17 のソース・ファイルである xdvi-17.tar.gz と、それに対 + するパッチ xdvi-17miyu.patch-beta7.pre.gz (*1)、さらに本パッチ + xdvi-17+ptex.patch を用意します。 + + 次に, 作業ディレクトリを作成して, そのディレクトリに移った後, + xdvi-17.tar.gz を展開します。そのまま, ディレクトリを移動しないで, + xdvi-17miyu.patch-beta7.pre.gz を用いてパッチをあてます。 + このとき, GNU のツールである gzip および patch が必要となります (*2)。 + 同様に xdvi-17+ptex.patch を用いてパッチをあてます。 + + あとは, システムに応じて Imakefile を編集した後, + xmkmf を実行して Makefile を生成して, make を実行します。 + + なお、miyu-patch for xdvi PL17 については、README.miyu-patch をよく + 読んでください。 + + (*1) これらは, ftp://ftp.tohoku.ac.jp/pub/tex/dviwares/xdvi/PL17 な + どの anonymous ftp などから入手できます。 + xdvi-17miyu.patch-beta6.gz や、Linux-JE の xdvi パッチでも OK + です。 + + xdvi-17+markpage+toc+printdvi[+paper] patch との共存は問題ありません。 + ただし Imakefile へのパッチあては当然うまくいかないでしょうから、 + Imakefile.rej などを参照して適当に手動で修正してやってください。 + + +○Use_PTEX について + 当然のことながら、これを define しなくては pTeX 対応になりません。試 + してませんが、たぶん Use_ASCIIDNP とはうまく共存できないだろうと思い + ます。 + +○tategaki.c について + xdvi-17+ptex.patch では横組み用の漢字フォントを縦組み用に修正して表 + 示します。このための修正情報のテーブルが tategaki.c に入ってます。 + + struct TateCorrection TateCorrectionTable[] = { + { TCOR_NOP, 0, 0 }, + { TCOR_SHIFT, 64, 96 }, /* 2122 '、' */ + { TCOR_SHIFT, 64, 96 }, /* 2123 '。' */ + { TCOR_SHIFT, 64, 96 }, /* 2124 ',' */ + { TCOR_SHIFT, 64, 96 }, /* 2125 '.' */ + { TCOR_SHIFT, 42, 42 }, /* 2126 '・' */ + { TCOR_ROTATE, 0, 0 }, /* 2127 ':' */ + : + + というような具合です。 + + 最初の項目が TCOR_NOP の場合には修正をしません。TCOR_SHIFT の場合に + は、位置の移動を行ないます。TCOR_ROTATE の場合には、右に90度回転して + から位置の移動を行ないます。'0x2121' などのように JIS の文字コードを + 指定した場合には、その文字のフォントで代替します。 + + 2番目、3番目の項目はそれぞれ x、y 方向の位置の移動量です。+/- 128 で + フォントの幅(高さ)の分だけ位置を左右(上下)にずらします。 + + 使用するフォントや好みによって適切な修正方法・量は異なると思うので、 + 見た目にこだわる方は適当に修正してやってください。 + +○著作権 + 日本の著作権法上放棄はできないはずですが、本パッチの著作権を積極的に + 主張するつもりはありません。配布・改造は自由です。 +